フィールドロジックコントローラによる紙プレスの監視

包装装置メーカのDS Smith社では圧縮した紙の監視にタークのスマートなリモートI/Oを活用しています

DS Smith社は段ボールを主とした包装・パッケージングとそれらの装置を製造するリーディングカンパニーです。ドイツ・ハーナウに近いDS Smith社のエルレーゼン工場では、紙プレスの監視は自動化されておらずマニュアルで行う必要がありました。レーザーセンサと最新のリモートI/Oにより、2台の紙プレス機から吐き出された圧縮された紙が収容可能な量を超えることを自動的に作業員に知らせるシステムを導入しました。これにより、作業員が紙プレスから吐き出される紙の量を逐次確認するためにプレス機に移動する時間と手間を削減しました。このシステムはタークのフィールドロジックコントローラ(現場設置型シーケンサ)であるTBEN-SとARGEEが実現化しています。これまでのように制御盤とPLCは不要でした。

  • 紙プレス機 “Balemaster” によって再利用予定の紙は2m角に圧縮されます

  • レーザーセンサ LTF12 が距離を測定しTBEN-Sに信号を出力します

  • ARGEEプログラミング環境付きのリモートI/O TBEN-S により現場でのコントロールが可能です

  • LED表示灯 TL50C が紙プレス機 “Balemaster” の状態を作業員に知らせます

  • Philipp Freppon氏とManfred Ernst氏は制御盤不要のタークのソリューションに感銘を受けました

ヨーロッパの包装・パッケージングの大手メーカであるDS Smith社では、包装やパッケージングの生産の際に発生する裁断の切れ端や印刷ミスなどにより発生した材料をリサイクルしています。リサイクルする紙は紙プレス機にかけられて圧縮され、再利用するまでの間は保管庫に収納されます。この流れの中で欠けていた部分は圧縮工程にあり、紙プレス機からのフィードバック信号がないことから、作業員は圧縮され紙の量を逐次確認するために、通常業務の手を止めて確認に行く必要がありました。

ON/OFFのレーザーセンサだけでは不十分

この状況を改善するために、圧縮された紙の量を確認して知らせるシステムが必要でした。適切なタイミングで紙プレス機を止め、作業員に知らせるためには、センサのON/OFF信号だけでは不十分でした。これには設定された距離の内側でのみ信号を出力するように出来る、距離が測定できるレーザーセンサが必要でした。しかしながら、検出エリア内では作業用のフォークリフトが出入りしたり、作業員が通過したりすることがあり、距離を測るレーザーセンサの設定だけでも無理がありました。これに加えて、回転するドアの存在がセンサの取り付け位置を非常に狭くさせていることも作用し、一般的なレーザーセンサや光電センサなどは適しませんでした。

フィールドロジックコントローラ:制御盤不要の現場設置型シーケンサ

Soneper社のManfred Ernst氏は距離の測定できるレーザーセンサと、そのセンサからの出力信号を評価した上でトリガーを発生させる制御システムとの組み合わせの必要性を強調しました。彼はタークのフィールドロジックコントローラ、ARGEEプログラミング環境が備わったリモートI/Oを既にあるお客様の工場でテストしていました。

レーザーセンサ LTF12 とフィールドロジックコントローラ TBEN-S がエルレーゼン工場でテストされました。Freppon氏は非常に驚きました。”距離を測定するレーザーセンサと同様にPLCと制御盤も当然のように必要と考えていました。しかしながらARGEEプログラミング環境のあるTBEN-S は、制御盤が不要で、そのコンパクトさと保護等級IP67という耐環境性能からどのような場所にもフィットする素晴らしい製品であると感嘆しました。”

直感的なプログラミング

ARGEEプログラミングではタイマーの使用が可能です。Freppon氏は45秒の遅延タイマーをプログラムに組み込みました。この45秒はレーザーセンサがフォークリフトや他の従業員が発生させる一時的な影響による誤報の発生を防止します。ARGEEプログラムはTL50 LED表示灯を光らせることで作業員に正確なアラームを伝えます。そしてARGEEプログラミングはPCの画面上で直感的に行えることから、プログラミングも非常に容易です。

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