食品機械とリモートI/O

リモートI/Oの導入により食品機械の設置・調整に必要な時間を半減

Peerless Machinery社は、入出力信号を処理するI/Oを分散させる、リモートI/Oを導入することで、I/Oステーションを生産現場に設置できるようにしました。これにより、EtherNet/IPケーブル上であればどこでもI/Oを設置でき、配線コストと手間を削減します。

  • 各装置の制御用として設置されているリモートI/O BL20

顧客毎にカスタマイズ

Peerless Machinery社は、生地の生成から成型装置までといった統合化された製菓システムを各顧客の要望に合わせて提供しています。

Peerless社は各コンポーネンツを制御システムに接続する技術として、EtherNet/IPを選択しました。Peerless社の制御エンジニア Eric Cruse氏は説明します。”EtherNet/IPは産業界で広く使われるようになっています。この技術の採用により、我々の制御はより正確なものとなります。また顧客に対して、診断の技術とオープンプラットフォームの提供も行えます。” 

EtherNet/IPの採用の後、Peerless社のエンジニアは更なる最適化を目指しました。制御室の制御システムとドライブシステム、これに接続される各コンポーネントを接続するためのケーブルにより、制御室における制御盤設置スペースと配線のスペースが過大となっていました。

リモートI/O BL20の採用

この問題を解決するために、Peerless社ではリモートI/Oを用いて制御室に全ての機器が集中しない分散型システムを選択しました。これにより、制御室内に設置されている制御盤の中において、PLCなどの制御システムにI/Oを設置する必要がなく、設置スペースの削減が可能となりました。また、制御室から各機器に接続される配線も、各機器から制御盤内の各I/Oポイントへの接続でなく、分散設置されたリモートI/OのI/Oポイントとなるため、配線量が削減できます。リモートI/Oと制御システム間はEtherNet/IP通信のバスケーブルのみとなります。リモートI/Oの選定にあたっては、さまざまなメーカを比較した結果、Peerless社はタークのBL20システムを採用しました。BL20は、キャビネット内の設置用に設計され、分散型システムのコンセプトに必要なすべての機能を提供します。”タークのBL20システムを選択したのは、マシンの問題を簡単に見つけて修正できるためです”とEric Cruseエリック・クルーズ氏は言います。分散型システムという新しいコンセプトでは、長い ケーブルダクトや配線ケーブルの計画と敷設は不要です。その結果、”タークのBL20システムによる分散型I/Oへの変換は、生産ラインの設置時間を半分にしました。”

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