その一つの新しいアプローチは、従来 キャビネット内部に設置していたインターフェース機器がそのキャビネットから出て、末端のフィールド機器と同じようなところに設置してその役割を行う考えに基づいています。 フィールドレベルで使用される様々な機器に対する要求仕様は、キャビネットに設置する機器に対する要求仕様とは大きく異なります。 まずフィールドレベルではできる限り小さく、同時に電気的、機械的な接続が容易であることが求められます。 またフィールドレベルで使用するために一定レベルの耐衝撃性、耐振動性などの機械的特性と化学的耐性も必要です。
フィールドレベルの過酷な温度環境下でも、LEDによる動作表示や診断表示機能はとても重要な機能です。しかし今までキャビネットに設置していたインターフェース機器をそのままフィールドにおいても同じ性能を発揮することは技術的にとても難しい点が多くあり、実現させることが困難でした。 フィールドレベルに設置できるリモート・インターフェース機器を実現させるためには、いくつかの新技術を取り込む必要がありました。その中のひとつにガルバニック・アイソレーション技術があります。
現在の最先端であるガルバニック・アイソレーション技術は、省スペースが求められている現場において、その既存の機器より小型化できるメリットを生かしプロセス業界で採用され始めています。 このメリットのある新しい技術をリモート・インターフェース機器に取り込むためには、耐環境性能、スペース確保などに細心の注意を払う必要がありました。リモート・インターフェース機器がフィールド内へ設置場所を変えるために保護等級IP20クラスのハウジングからIP67対応可能な新ハウジング“カートリッジ”を開発しました 。 このハウジングサイズを小さくするためには、内部のトランスを巻き線タイプから平らなトランスへ変更するなど大幅な改良を加え、ハウジング内部の回路スペースを確保しました。
その結果 ハウジングのサイズは125×25×32ミリというコンパクトサイズを実現しました。接続方式はM12コネクタを採用し、LED表示機能も備え、必要な情報を本体に印字したことでIP20のインターフェース機器と同等以上の性能を有することができました。
このリモート・インターフェース機器は、様々なアプリケーションで、省スペース化、省工数、コスト節減や低発熱性といったメリットをお届けします。
著者: Jörg Tauert
プロダクトスペシャリスト(インターフェース) Hans Turck GmbH & Co. KG, Mülheim an der Ruhr
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